810. モントレー公立図書館 - カーネギーライブラリー館

モントレー公立図書館は、1860年以降の数十年間、いくつかの困難に見舞われました。 地元の政府が脆弱であったため、1874年、図書館はついにColton Hallに移され、そこでは図書館に鍵がかけられました。その直後、新築のモントレースクールハウスへとまた引越しますが、1893年に火災に見舞われ、学校も図書館の初期のコレクションも焼失してしまいました。 そして1901年、女性の文学協会が図書館の傘下に設立され、本の寄付を募ったり、資金集めを行いました。女性のボランティアたちが、週に二度、古びたWolter Adobeなど、Alvarado Street沿いで午後に図書館を開館することができました。 カリフォルニア州初の公立図書館であるこの図書館の運は、1906年から上向きに変わります。モントレー図書館協会が、すべての資産をモントレー市に委譲したのです。Ada Freitas夫人が新生モントレー公立図書館に場所を寄付し、慈善家のAndrew Carnegie氏が新しい建物の建設に助成金を提供したのです。新生図書館は、1911年に425 Van Buren Streetで開館しました。 これは、カリフォルニア州の著名な建築家、William Weeks氏の設計によるものです。モントレーのスペイン・メキシコのルーツを反映し、ミッション・リバイバル建築様式となっています。 それから40年間、公立図書館はカーネギーライブラリー館内で存続しました。大人と子ども用に別々の読書室が設けられ、暖炉を備えた地下の喫煙室は「紳士専用」でした。『モントレー・デイリー・サイプレス』新聞の記事はこの喫煙室の使われ方をこう予測しています。「新しい紳士用の喫煙室は、労働者にかなりの人気を博するであろう。きちんとした服装をしなくても、ちょっと読書して喫煙するのに立ち寄ることができる場所に入り口があるからだ」 現在、カーネギーライブラリー館の建物は、拡張工事と改装工事を経て、モントレー国際大学院の図書館の一環を成しています。