211. ラムセン族の「創世記」

ラムセン族(Rumsien)は、コヨーテとハミングバード(ハチドリが)が世界を作り、それが減退する水域から昇り、人々がそこにやってきた、という「創世記」を伝えました。 コヨーテ父さんとその妻には5匹の子どもがいました。子どもたちは尋ねます。「どこに家を作ろう?どこで結婚しよう?」コヨーテ父さんは子どもたちに言いました。「世界へ出て行きなさい。そして子どもたちは世界の出て行き、それぞれに異なる言語を話す5つの村を築きます。 コヨーテ父さんは、村の人々に物を運ぶ網を与えました。そして、ウサギを殺すための弓矢も与えました。そして言います。「ドングリを集め、ドングリのパンと粥を食べなさい。海へ行き、海藻を集め、ドングリの粥とパンとともに食べなさい。海藻は引き潮の時に集め、引き潮時にはアワビとムール貝を獲って食べなさい。 他に何も見つけられなければ、トチノキの実を集めて食べなさい。ドングリが苦ければ、ごしごし洗いなさい。そしてカゴを背負って天然のオート麦を集めなさい。 今私が話したものを探しなさい。何が良いのか、わしは君らに教えた。わしはここで去る。君らは学んだ。食べ物の集め方を示した。これで長い間雨が降っても飢え死にすることはない。では、さようなら」