020. モントレー刑務所

1850年にカリフォルニアが州となった時、モントレー(Monterey)にはモントレー郡(Monterey County)政府が置かれ、新しい郡には新しい刑務所が必要でした。以前の刑務所は、現在のバス停留所の近くにあった日干しレンガの建物でしたが、あまりにも脱走者が多いことが問題でした。言い伝えによると、向こうに自由が待っている日干しレンガの土壁は普通のスプーンで削ることができたといいます。 新しい刑務所の建設は1854年に始まりました。場所は、郡の裁判所であり、カリフォルニア憲法が1849年に作成されたコルトン・ホール(Colton Hall)の隣です。刑務所の竣工は1855年。 ポイント・ロボス(Point Lobos)から削り取られたモントレー花崗岩とサンフランシスコで作られた鉄筋加工物で構築された強固な建物でした。刑務所を含む、壁に囲まれた敷地には、台所、オーブンなど必要なもの全てが揃っており、井戸も所有していました。刑務所には6つの大きな独房、債務者の部屋、そして看守用の特別室がありました。今日残っているのは刑務所のみです。 モントレー刑務所は、郡政府が1872年12月にサリナス(Salinas)へ移動した後もずっと運営され、1950年代の半ばに閉鎖しました。そして1960年、コルトン・ホール博物館の一部として公開されました。 モントレー刑務所(Monterey Jail)の悪名高き受刑者に関するその他の話は、写真のサムネール上部にある青色の右矢印をタップまたはクリックしてください。